むかしむかし、恵那峡には「魔法の石かぎ」という大切なたからものがありました。
この石かぎにはふしぎな力があり、そのおかげで大井ダムは100年ものあいだ、みんなを守り続けてきました。
きのうは年に一度だけの「せいれいの夜」。
ふだんは岩になっているせいれいたちが、人のすがたになって動き回る、とくべつな夜です。
せいれいたちはみんな、ちょっぴりいたずら好き。
その夜、100年間「魔法の石かぎ」を守り続けてきた、かさ岩のせいれい「カサ公」が、うっかりねむってしまいました。
すると、そのすきに、だれかが「魔法の石かぎ」をぬすんでしまったのです!
そのようすを見ていたのは、大井ダムをつくった福沢桃介(ふくざわももすけ)によく似ているせいれいでした。
ももすけは言いました。




















